くーの成分表

今日は、『オヤコカフェ ジャム猫』さんで2/22～3/22まで開催される
『愛すべき猫たちの写真展』に、ウチのろくさぶろうも展示してもらおうと
写真を十数枚持って、ランチを食べに行ってきました

ジャム猫さんは私のお気に入りの空間
今日もしっかり癒されて帰ってきました

まだまだ、写真を募集しているそうなので、猫好きな方は応募してみてください!!
皆さんでウチの子自慢しましょう(笑)


この子は、私の大切な思い出の子です。

おととしの秋、白い子猫が3匹、遊びに来るようになった。
一匹目は活発で人懐っこく、近所の子供たちの人気者。
二匹目はマイペースでフラフラ放浪する子。
そして、三匹目はちょっと臆病でどんくさい子。
三匹とも人慣れしていて、ちょろちょろ寄って来ては足にまとわりつき
足元でまる～くなって甘えたりするので、どこかで飼われてる子かな～と
思って見ていた。

日が経つにつれて、放浪癖の子はこなくなり、元気な子もいつの間にか
姿を見なくなり、臆病な子だけ残っていた。
おまけに残った子は目やにが出始めていたので、猫風邪ひいたな、
飼い主はどうしているのだろうと心配していた。

その日は、暖かかった昨日とはうって変わって、急にグッと寒くなり
どんよりと雨が降りそうな日だった。
それまでは情がうつるからと、なるべく関わらないようにしていたが、
あまりに寒く、このままでは死んでしまうと思い、ダンボールに毛布を入れて
風の当たらない軒下においてその中に入れた。

本当はすぐにでも家に入れたかったが、保護して飼うとしても
飼い主がいるかもしれないし、ウチのろくは心臓が弱くて、
お医者さんから激しい運動は止められているので
子猫と一緒だと暴れてしまうし、どうしようかと迷っていた。
それでも気になって気になって、何も手につかない。
そのうち雨も降り出してきて、もう迷ってる場合ではない!!
とにかくお医者さんに連れて行こうと思い、外に飛び出して
迎えに行った･･･でも、そこに子猫の姿はなかった。
近所をずっと探したが見つからず、その後姿を見せなくなった。

寂しがりやだったので、ひとりは寂しくて誰かいないか
雨の中を探しに出たのかもしれない。
もしどこかで行き倒れていたら･･･嫌な予感が頭をよぎる。
でも、もしかしたら、飼い主の所へ帰ったのかも・・・。
そんな希望はほんの数パーセントしかないであろうことも分かっている。
でも、そう願ってしまうほど、この子はかわいくて本当にいい子だった･･･。

今こうして書いている間も涙があふれてくるほど、
私にとっては忘れられない子です。

写真展の写真を探している最中に、ふとこの子の事を思い出し、
画像を探したら一枚だけ残っていました。
今でも幸せに暮らしている事を願いますが、
もし、天国へ旅立っていたとしたら、少しでもこの子が生きた証が
残せたらと思い、『猫たちの写真展』に展示してもらうように
お願いしました。
こうして、この子の事を思い出したのも、画像が残っていたことも
この子の願いだったのかもしれません。

ごめんね、そしてありがとう･･･。